りんごが身体にいい理由
「一日に一個のりんごは医者を遠ざける」という西洋のことわざがあります。まさに読んで字のごとく、りんごは健康に大変良い食べ物だと昔から言われているわけです。りんごには食物繊維のセルロース、リグニン、ペクチンなどが含まれ、蜜の原因となるソルビドールとともに整腸作用があり、腸内の老廃物を水に包み込んで排泄を促進し、下痢や便秘を防止します。次に、りんごに含まれるカリウムは、食塩中のナトリウムの害を押さえ、過剰な塩分を体外へ排出し、血圧を下げる作用があるといわれます。毎日りんごを食べる産地では、高血圧の人が少ないという例もあるそうです。そしてりんごに含まれるクエン酸、リンゴ酸は疲労回復や二日酔い、消化促進に効果があると言われます。また肩こりや腰痛を防止する働きがあります。また、りんごは美容にも良いといわれます。よく、りんごダイエットという言葉を聞きますが、これはりんごが中1個、200g程度の大きさで100カロリーほどしかないことを利用したダイエット法でしょう。また、りんごを食前30分ぐらいに食べると、一時的な満腹感が得られるため、食事中のご飯の量が少なくて済みます。さらにりんごは、自律神経の乱れを正常に戻して美容と健康上の大敵であるストレスを取り除く効果があるそうです。というわけで、まさにことわざ通り。りんごは毎日食べてもいいくらい、人間の身体にとって素晴らしい食べ物なのです。